こんにちは!技術者として仕事をしている現役理系サラリーマンのつぐっちゃんです。
ここでは仕事の進め方に悩むサラリーマンや会社でどう働くのか学びたい学生の方に向けて役立つコンテンツを配信しています!
今回は効果的なお願いのつくり方について学んでいきましょう!!
<これだけはお伝えしたい!アクションプラン>
「イエス」に変える!お願いのつくり方3ステップ
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する(7つの切り口を活用)
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
この記事の目次
伝え方にはシンプルな技術がある
<参考図書>
「伝え方が9割」
佐々木 圭一

他人に何かお願いをするとき、なんとなく後ろめたく申し訳なさそうにしてしまう経験はありませんか。本書から、相手に思わず「イエス!」と言わせられる様な「お願い」をつくる方法を学ぶことができます。
この本はとにかく説得力が強いです。それは著者がもともとコミュニケーションが苦手で、その視点から生まれた技術だからです。少年時代は転校が多く引きこもりがちで、大学は理系で機械工学ということで、長らく伝えることに苦手意識を持っていたそうです。しかしながら、そんな人がコピーライターとして様々な賞を取るまでに成長し、うまい伝え方は才能ではなく技術でつくることができると明言しています。
本記事では、相手に「イエス」と言わせる可能性を高めるお願いをつくるための3ステップをまとめました。ぜひ最後まで読んでいただき、お願いは後ろめたいものではなく、お互いにとってのハッピーを一緒につくりあげる共作であることを認識いただければ幸いです。
相手から思わず「イエス」と言わせる「お願い」のつくり方
本書の例を参考にお願いのつくり方を紹介します。お題は「あなたに興味がない人に何と言ってデートに誘うか」です。
ステップ①自分の頭の中をそのままコトバにしない
少しでも「イエス」と言わせる可能性を高めたいのであれば思ったことをそのまま口にしない
自分の求めること、頭の中に浮かんだことをそのまま口にしていませんか。著者はなんでもかんでもストレートに言うのはバクチと一緒だと述べています。相手に「イエス」と言わせる可能性を少しでも上げたいのであれば、思ったことをそのまま口にしない方が良いのです。
この場合、デートに誘う相手があまり自分に興味なさそうであれば、直接思ったことを言っても実現する可能性はかなり低いですよね。
デートしてください
ステップ②相手の頭の中を想像する
お願いに相手がどう考えるか、ふだん相手は何を考えているのか、相手の頭の中を想像する
思ったことをそのまま口にするのをグッと堪えたら、相手の頭の中を想像してみましょう。いきなりだとどう考えれば良いかわかりませんよね。本書には「イエス」に変えるための切り口を7つ紹介しています。
①相手の好きなこと
デートに行きたい → 「驚くほど旨いパスタどう?」
②嫌いなこと回避
芝生に入らないで → 「芝生に入ると農薬の臭いが付きます」
③選択の自由
デートに行きたい → 「驚くほど旨いパスタの店とピザの店どちらがいい?」
④認められたい欲
残業してほしい → 「この資料良くまとまってる。もしかしたら先方が理解できないかもしれないから、もう少しここを詳しく書いてみてくれないかな。」
⑤あなた限定
自治会に来てほしい → 「○○さんにだけは来てほしいです。」
⑥チームワーク化
勉強させたい → 「一緒に勉強しよう」
⑦感謝
領収書を処理したい → 「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか。」
お願いする相手は普段どういうことを言われると喜び、何を気にしているのでしょうか。これらの切り口を参考にして最も相手の心が動くであろう言葉を選んでみましょう。
(そういえば、よくいろんなイタリアンのお店の話をしていたよなあ。パスタとか好きなのかも。)
ステップ③相手のメリットと一致するお願いをつくる
相手の文脈でお願いをつくる。自分の求めることを表に出す必要はない。
どういう切り口が相手に有効か考えたら、後はお願いをつくることになります。この時に大切なのは相手の文脈で言葉をつくることです。つまりお願いをする相手が「イエス」と言って、自分の求めることが達成できるのであれば、必ずしも自分の要求事項を言葉にする必要はないのです。
相手が「初めてのものが好き」「イタリアン好き」であれば、それを満たす言葉をつくる。
デートしてください
驚くほど旨いパスタのお店があるんだけど、行かない?
おわりに
いかがでしょうか。このお願いをつくるプロセスを使えば、思ったことを口にするより「イエス」と言われる可能性が高まると思いませんか。慣れるまでは大変かもしれませんが、お互いにとってWin-Winとなるような提案をできるように意識していきたいですね!
本書では本記事で紹介したお願いのつくり方を使った事例も多くあり、また他にも「感動」をつくる強力な言葉のつくり方など、まさに伝え方の技術が豊富に記載されています。ご興味を持たれた方はぜひ一度手に取ってみてください。
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